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断食ダイエットは慎重にすべきだと思いました。

小学校の4年生ごろからでしょうか。
「痩せなくちゃ。」と思うようになったのは。
体育の時間が憂鬱でした。
体全体はまだ服でなんとか隠せるにしても、足が太いのが悩みで、ブルマ姿の自分はとても醜いという事が分かっているので、大好きな男の子に見られたくなくて、その子の視線が行くところから逃げていました。
家で自分自身を鏡で見てみると、そんなに太くないのかな。
と錯覚に陥るけど、学校に行けば細い足の子や引き締まった足の子がたくさんいるので、うらやましく思っていました。
その足の太いという悩みは学校生活を送る長い年月続き、中学生になっても、高校生になっても体育の時間、さらに部活の時間も自分の足に意識がいっていました。
好きな男の子から見える位置にどうしてもいなくてはいけない時は、長年研究した足の細くみえるたち方をしていたほど。
こんな努力しているのであれば、ダイエットを努力すればできたんじゃないかと思うほどです。
なぜダイエットできなかったんだろう、もう少し食事やおやつを控えられなかったんだろう、と思いますが、やはり食べ盛りの成長期の食欲なんてものは止める事が難しかったのかもしれません。
まだこのころの性格は、楽観主義で「まあいいや」という考えが強かったのかもしれません。
もう少し人の目を気にする性格が強くて、おしゃれにもっと気を使う子だったら、ちゃんとダイエットして、スリムな体系を手に入れていたのかもしれない。
小さいころから食べ物にすごい執着心があったと母に聞いたときは、私が太っている事を受け入れて生きていかねばならないのか。
とダイエットを諦めかけていました。


そして大学生の時。
ものすごく好きな男性に出会い、やっとダイエットを本気で決意しました。
少しだけエステに通いつつも、次のエステの日までに結果が出ていないとやる気がうせてしまうという自分の性格をよく分かっているので、母には「できるだけ低カロリーの食事を食べたいが、おいしくてたくさん食べても大丈夫なものが良い」と注文をつけて作ってもらった記憶があります。
ジャコを酢と大根おろしで食べる、豆腐、卵豆腐、ご飯は半分、ほうれん草のおひたしやひじき、野菜サラダはノンオイルドレッシングをかける、お肉はささみの蒸したもの、たまねぎを味噌で煮たもの魚の煮物等本当に色々な料理を作ってもらいました。
その時の食生活で自分が変わりました。
今までの私は、ものすごい好き嫌いが激しく、煮魚なんて食べないし、野菜もほとんど食べなかった私が、空腹に耐えてから食事の時間をむかえる事で、素材の本当の美味しさを知り、色々な食べ物を好きになる事ができました。
でも、それだけでは体重が思うように落ちなくなり、部活の他にジョギング運動も取り入れるようになりました。
でもそれでもなかなかすぐに結果が出ずイライラ。
そこで今度はジョギング中に全身ラップを巻いて、食事の量を減らし始め、最後には食事をほぼ摂取せずに、まさに断食状態でジョギングしていました。
そのジョギングの後、お風呂に入ったときのこと。
溺れている自分に気づいてビックリして泣きながらお風呂から出ました。
どうやらお風呂に入った瞬間に気を失ってしまったようです。
自分は死ぬところだったんじゃないかと思ったら、怖くて涙が止まらなかったのです。
その様子を見ていた母に説得され、食事はちゃんと採るようになり、間違ったダイエットはしないようにしました。
現在はポチャッとはしていますが、その時のダイエットのおかげか、ものすごい体重にはなったりしていません。